札幌市西区八軒東の古い戸建の御宅から、「トイレの下のボットンが詰まった」???とお電話いただきました。
最初は汲み取りのトイレなんですか?それとも簡易水洗かなんか?いまいちボットンの意味がわからなくてお客様の家に着いてトイレを見せてもらいわかりました。
地下トラップ式のトイレで、普通は便器に水が溜まっていて、その溜まっている便器の水に便をしますが、地下トラップ式は便器に水が溜まってなく真っ直ぐ下にパイプが下がっていて、1m以上下でパイプを曲げて水が溜まっている所をつくっている方式のトイレです。
今でも公園のトイレなどはこの方式で、ようは冬場でも凍結しない深さでトラップを作っているトイレです。汲み取り式から水洗トイレに変更した最初の時期に多く採用した方式のトイレなんですが、今現在は残っているのも少なく物など落としたりすると大変で、新築の御宅ではまず施工しない方式のトイレです。
お客様は、昨日から流れが変で溢れる寸前まで水位が上がりさすがに危険だと思って業者さんを呼ぼうと思ったそうです。
作業は外のマスから高圧洗浄機を入れて見ましたがダメで、トイレの方からも下に洗浄ホースを突っ込み水が溢れそうになったら、ひしゃくで汲み取りの繰り返しで突然、そうダムが決壊したかのごとくドバーッと詰まりが抜け、排水マスに勢いよく流れこんでいきました。
何か物を落として詰まったのではなく、便や紙などで詰まったようですが、なにせ地下トラップは詰まったら悲しいくらい直りにくいので、ご予算があればリフォームをお薦めします。